Django a la Creoleから学ぶ

日本では珍しい、クラリネットがフロントマンのマヌーシュ系のバンドを組んでいる以上、クラリネットの参画している音源やアンサンブルを聴き込んで勉強しないといけない訳なのですが、

マヌーシュのミュージシャンとも関わりの深い凄腕クラリネット奏者Evan Christopher率いるDjango a la Creoleというバンドの演奏やアレンジが大変参考になりました。

このバンド、とにかくアレンジが凄い、ジャズスタンダードやジャンゴチューンを原曲通りにやることは決してないです、必ずリズムの形態を変えたり、凝ったキメが入ったりしていて見ていて本当に飽きません。

さて、どれほどこのバンドのアレンジが奇抜なのか、ジャンゴ作曲のDinetteを演奏している動画があるので貼っておきます。

このなんともアンニュイな感じのDinette、たまらないですw

お次はNuages

こちらもやはり独特のアレンジで消化されています。

色んなジャズミュージシャンのライブを見ていて、やはりこのジャンルはスタンダード等、前提として共有している情報が多いせいで、「上手ければ、リハ無しで集まって、適当にスタンダードを演奏すればライブが成り立つ」と思っている人が多いように感じます、しかし客の前でだらだらジャムセッションを繰り広げるようなライブはやっぱりつまらないですし、それは「一流にしか許されぬ態度」です、つまり(仏国のどこかのレストランでBireli LagreneとRomaneがリハもせずに延々とジャズスタンダードをジャムするライブ)というのであれば、僕は五千円払ってでも見に行きたいと思う、しかしそれはBireliやRomaneが一流だからです、本当に上手い人でなければそんなライブはすべきではないでしょう。(でも結構そういうだらしのないライブって多いです)

我々、La corneilleも何かイカしたアレンジを考えなければいけません。

ここからは余談ですが、Django a La Creoleの"Creole"というのは、ニューオーリンズの黒人と白人の混血児を指す言葉です、もしかしたらこのバンド名にはEvan Christopherの「ジャンゴの音楽世界と、自分の大好きなニューオーリンズジャズの音楽世界を融合させたい」という気持ちが込められているのかもしれませんね。

そしてその(融合)の成功例が、つまりはジャンゴのジャズとニューオーリンズのジャズの混血児のような演奏がこの動画です。


そしてジャンゴの演奏はこちら


アレンジやアンサンブルの練度というものは、ジャズや即興性の高い音楽では閑却されがちだけど意外と重要な要素だなと感じました。

ちなみに僕の愛するタンゴはアレンジやアンサンブルの練度がものすごく重要な音楽です、最近こういう考え方をし始めたのはやはりタンゴからの間接的影響が多いように思います。
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