2013年04月

五月の演奏予定

五月はコレです!
いつもお世話になっているお店に弾きに行けて嬉しいです、しかも坂野君と一緒!

レセプション

ちなみに当日はスペシャルゲストが登場します(笑)
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マカフェリスト宣言

マカフェリギターという楽器について、あらゆる所で散見される問題があります、それは「マカフェリギターをエレキギターやフォークギターと同様の方法でメンテナンスし、それらを演奏するのと同様の技法で演奏する。」という問題です。

一例をあげれば、関西に住んでいた時も、帝都に身を移してのちも、セッションでDupontやDi MauroやFavinoや、それどころかオリジナルセルマーを持っている方すら見かけるほど、日本人でこの手の音楽を演奏する人は良い楽器を手に入れているようです、それにも関らず、その名だたるブランドの名機を僕が貸してもらって試しに弾いてみると本当に弾きにくく、酷い音しか出ません、数十万、もしくは百万円を超えるような楽器群が、僕の十七万円のガラトにすら劣る、これは一体どういうことでしょうか?

僕はメンテナンスに問題があるのだと直感しました、マカフェリに対して絶対にやってはならないこと、それは弦高を下げることであります!(←白目を剥いて絶叫)

日本で「ギター」というとエレキギターか普通のアコースティックギター、もしくはクラッシックギターを指すことは自明です、現在趣味でマカフェリギターを弾いている方々が元々は上記のいずれかを演奏していたであろうことは言うまでもないことでしょう、しかし、だからといって、新しく始めてみた「マカフェリギター」という楽器がどうも弦高が高く、テンションがキツくて弾き難いからといって安易に弦高を下げていいものなのでしょうか?それはみっともない「逃げ」や「甘え」や「妥協」ではないでしょうか?僕がこんなに強い口調で弦高を下げることに反対するのは、弦高を下げることで「マカフェリを演奏する楽しみ」が限りなくゼロに近くなるからです、その意をこれから説明します。

最初に断っておかねばならないことが一つ、僕は「マカフェリの弦高は一ミリたりとも下げてはならぬ」とはいいません、皆、極端に下げすぎるのが問題だ、ということが言いたいのです、まずはここで(マカフェリの弦高を下げると一体どのような現象が起こるのか)を説明します。

まず音に抜けやハリが無くなり、バシャバシャとまるで弦がフレットに押しつけられているような音が出るようになり、弦を弾いたときに必ず汚らしいビビリ音が出るようになります、更に言えばこのように弦高を下げる方は大抵、エレキギターを弾くように、指先だけで、弱々しく、しかも極端にネック側をピッキングするので、その弾き方とこの「マカフェリギターにとって最悪のコンディション」が合わさると本当に例えようもないほど情けの無い、カッコ悪いサウンドが出来上がるのです。

別に、耳が聞こえないわけではありませんから、そういったセッティングをする方は自分のサウンドのクオリティが極端に下がっているのも重々承知の上で、「でも弾きやすいからこっちの方がいいや」と思っているのかもしれません、そうであれば構いません、僕の考えを押しつけようとは思いません。

僕は楽器職人でもなんでもないですから詳しいことは分かりません、ただマカフェリというものを弾いていて、自分の肉体を通じて感じることがあります、それはマカフェリという特殊な楽器が、その特殊な構造が、特殊な奏法を「要求」している、ということです。

僕が先述した「マカフェリを演奏する楽しみ」とは一体何か・・・

マカフェリ、それはアラブ圏のウードのようであり、東亜圏の琵琶のようでもあり、しかしカテゴライズの上ではギターの類縁として扱われている楽器。

あの独特のフォルム、そしてムスターシュ、バロック期の古楽器の様な威厳をたたえたテイルピースとブリッジ。

マカフェリにサヴァレスを張り、極太のピックを握りしめ、最もテンションの高いブリッジ付近にピッキングの狙いを定める。

決してエレキギターのように指先だけで弾いてはならぬ、一瞬の筋肉の緊張、その緊張はまず肩背面の僧帽筋から始まり、三角筋、上腕二頭筋、そして橈側手根屈筋を経て遂に手首から爆散する。

強力に、叩きつけるように、そしてしなやかに、ただ力強ければいいというのではない、それら全ての筋肉の躍動をこの拳の内で制御しなければならぬ。

強力なピッキングにサヴァレスが打ち震え、ヨーロピアンスプルースのトップ板が歓喜の叫び声をあげる、この一筋縄ではいかない女を征服し、かのDjango Reinhardtが「ピアノのような和音」と称したこの叫び、この嬌声をあげさせること、嗚呼・・・僕はこれこそが「マカフェリを弾く楽しみ」だと思っています。

僕は「マカフェリタイプのギターが弾けるギタリスト」になりたいのではない、「ギターミュージック全般に通暁したマカフェリスト」になりたいのです。

そう、これからはギタリストという月並みな肩書を捨て、マカフェリストを名乗ることにします、全てはこの楽器やJazz Manoucheという音楽の認知向上の為のパフォーマンスに過ぎません、しかし「マカフェリストとは一体・・・」と聞かれたときにこの楽器の特殊性を強く主張出来る、というメリットはあります。

僕は、例え趣味的にこの音楽を楽しんでいるという人にでも、出来れば安易なセッティングやエレキギター的な奏法で演奏する事は止めて、「マカフェリスト」を目指していただきたいと強く望みます。

四月の演奏予定

四月はコチラ、また宇都宮に行くことが出来て僕は幸せです、ホントに。

シガツのやつ

ちなみに今回のライブは「さくらジャンゴラインハルトフェスティバル」のキャンペーンライブになっています、今年もやりますよ! SDRF!

お店のHP(非公式)です→Cafe マイナースウィング