2012年08月

近況、クリニックレポ。

八月は二子玉川ライズにて三日間連続での仕事があったのですが書き忘れていました。

それ以外は何もないので、実家に帰省する予定です。

前回、宇都宮のカフェ、マイナースウィングでのクリニックは知り合いのギタリスト御一行を始め、八名の方が参加して下さり、盛況でした。

最初は自分ごときが人に教えるなんておこがましいと思い、辞退しようとしたんですけど、企画者のギター職人高野さんから「基本的な構え方とかピッキングの仕方を教えるだけでいいんです、最後はマイナースウィングでジャムして終わりましょう」と言われ、本当にそれだけでいいならと引き受けました。

人に教えるのは初めてでしたので緊張しましたが、フレーズをあまり知らず、構え方やピッキングやポンプにはこだわりのある自分には教え甲斐のあるクリニックでした。

改めて思ったのですが、自分が出来ることを他人に伝えるというのはやっぱり難しいです、クリニックの最初では「ジャズマヌーシュを始めるときに絶対に必要な(お金で買える)物三つ」を言ってメモしてもらいました。

どんなに粗末な物でもいいからマカフェリタイプのギター
ウェーゲンの太いピック(最低でも2.5mm以上)
サヴァレスのアルゼンティーヌ弦

上から順に「なぜ必要か」をとにかく力説しました、こういうのって最低限のラインだと思うんですけど、いろんな「逃げ」や「甘え」でこの三つを無視する人って沢山いるんです。

マカフェリタイプのギターが必要であることは無論ですが
たとえばピックに関して言うと、最近はビレリラグレーンのように薄いピックでマカフェリを弾くギタリストが多いので最初から薄いピックで始めてしまう人が多いんですけど、これはあまりオススメ出来ません、なぜならマカフェリの「鳴らし方」を知らないまま最初に楽な道に走ると、その後もずっと鳴らし方のわからぬまま、アンプに繋げていないエレキギターのようにプチプチとした弱々しい音、腕を振らずに手首から先をクリクリ動かすだけのエレキギター的なピッキングが治らないからです。

そもそもマカフェリギター自体が構造的にブリッジ付近の一番テンションの高い部分を弾くように要求しているので、太いピックでブリッジ付近を弾いたほうがその鳴らし方の感覚も掴みやすいし、なにより(マカフェリ本来の音)がします。
もっと細かく速いフレーズを弾きたいとか、和音の制御を高めたい、といった実際的な理由ではなく「太いピックで弾くのは難しくてキツいから」とか「ウェーゲンのピックは値段が高いから」といった理由で初心者が薄いピックを使うのはやっぱり「逃げ」と「甘え」です。

上記のように、弦や構え方、そしてピッキングに関しても生意気と思われるのを覚悟でこうやって持論を軸に熱弁を振いながら一つずつ納得していってもらったのですが、意外と好評を頂き、「二回目はないのか」と言ってくれる方もいたそうです。

散発的に起こった仕事なので二回目はないかもしれませんが、今回のクリニックで沢山気付いたことがあって勉強になりました。

今はとにかくフレーズを増やすことに力を入れています、今までずっと「汚い音、不正確なピッキングでもフレーズは覚えれば弾けてしまう、その前にまずはしっかりとした音とフォームを確立しなければ。」という考えで練習していましたが、そろそろいいだろうと思っていろんな人のコピーをしています、いわばフレーズ解禁です。

やっぱりすらすらアドリブ出来ないとマヌーシュ"ジャズ"じゃないですからね(笑)
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